日帰り温泉に行こうと思い立った日に限って、目当ての施設が定休日だった。そんな経験はないでしょうか。伊那谷なら、その心配がほとんどありません。四つの施設の休みがすべて別の曜日に設定されているからです。
- ながたの湯は火曜
- みはらしの湯は第1と第3と第5火曜
- こまくさの湯は水曜
- 大芝の湯は木曜

つまり、どの曜日でもどこかは開いているのですか。

そうです。曜日を気にせず思い立った日に出かけられます。
伊那谷は東に南アルプス、西に中央アルプスを抱えた谷です。施設によって見える山が変わる点も、この地域ならではの魅力になっています。同じ日帰り温泉でも、湯船から見る景色がまるで違うのです。
この記事では実際に入った四つの湯を、北から南へ順に紹介します。料金と定休日はすべて公式サイトで確認しました。曜日別の選び方もまとめてあるので、そのまま出かけられます。
伊那谷が日帰り温泉向きな理由

伊那谷は長野県の南寄り、天竜川に沿って南北に伸びる谷です。東に南アルプス、西に中央アルプスがそびえ、両側を三千メートル級の山に挟まれています。この地形が、温泉から見える景色に直接効いてくるのです。しかも四つの施設は定休日がすべて別の曜日で、料金も五百円台から用意されています。まずはこの土地が日帰りに向いている理由を三つ挙げておきましょう。読み終えるころには、どの曜日にどこへ行くか決まっているはずです。
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Yahoo!トラベルで伊那・木曽の一人旅の宿を探す二つのアルプスに挟まれた地形
伊那谷の特徴は、両側を高い山に囲まれていることです。東には南アルプス、西には中央アルプスが連なっています。
そのため施設の位置によって見える山が変わるのです。みはらしの湯からは南アルプスが、こまくさの湯からは中央アルプスが望めます。
同じ谷の中で、まったく違う景色を楽しめるわけです。湯めぐりに景色という軸が加わると、行き先を選ぶ楽しみが増えるでしょう。
定休日が施設ごとに違う
四つの施設は、休みの曜日が見事に分かれています。ながたの湯は火曜、こまくさの湯は水曜、大芝の湯は木曜です。
みはらしの湯は第1と第3と第5火曜という変則的な設定になっています。どの曜日に訪れても、必ずどこかは開いている計算です。
思い立った日に出かけられるのは、一人旅にとって大きな利点でしょう。予定を組まずに動けます。
500円台から入れる価格帯
料金は五百円から七百円の範囲に収まっています。ながたの湯と大芝の湯が五百円、みはらしの湯が六百円、こまくさの湯が七百円です。
- ながたの湯は大人500円
- 大芝の湯は大人500円
- みはらしの湯は一般600円
- こまくさの湯は大人700円
価格差が小さいため、値段ではなく目的で選べます。眺めが目当てなのか、長く滞在したいのかで決めてください。
朝から入れる箕輪のながたの湯

谷の北側、箕輪町にあるのがながたの湯です。開館が朝9時45分と、四つのなかで最も早く開きます。入浴料は大人五百円で、泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉です。超音波風呂や打たせ湯、ジェット付きの露天風呂など浴槽の種類が多く、一つの施設のなかで過ごし方を変えられます。午前中から動きたい日に向いた一軒でした。谷の入口にあたる位置なので、南下する行程の起点にも使えます。料金の安さもあり、気軽に立ち寄れる湯です。
9時45分という早い開館
ながたの湯は朝9時45分に開きます。夜は21時まで、最終受付は20時です。
他の三つは10時開館なので、わずかな差ですが午前中に動きたい日には効いてきます。定休日は毎週火曜日です。
なお祝祭日やゴールデンウィーク、お盆、お正月は火曜でも営業します。連休中に訪れる場合は、むしろ狙い目になるでしょう。
ジェット付きの露天風呂
浴槽の種類が豊富な点がこの施設の持ち味です。超音波風呂、泡風呂、打たせ湯、低温浴槽が並びます。
露天風呂にはジェットが付いており、屋外で体をほぐせます。サウナと水風呂もそろっているため、長く滞在しても飽きません。
ナトリウム炭酸水素塩温泉
泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉で、低張性弱アルカリ性高温泉に分類されます。後で紹介する大芝の湯と同じ系統の湯です。
炭酸水素塩泉は湯上がりの肌がなめらかになるとされる泉質です。実際に入ってみると、すべりのある感触がありました。
浴場が二つある南箕輪の大芝の湯

南箕輪村の大芝高原にあるのが、ふれあい交流センター大芝の湯です。ひのきの湯とまつの湯という二つの浴場を持ち、四つのなかでは最も規模が大きい施設でした。入浴料は大人五百円と手ごろで、営業は21時30分まで。最終受付は21時です。家族風呂も備わっており、施設としての充実ぶりが際立ちます。夜遅くまで開いているため、一日の締めに立ち寄る使い方もできます。浴場が二つあるので、訪れる日によって表情が変わる点も面白いところでした。
ひのきの湯とまつの湯
浴場はひのきの湯とまつの湯の二種類があります。どちらにも大浴場、ミルキーバス、露天風呂、サウナ、水風呂がそろう構成です。
ひのきの湯には露天岩風呂と露天ジャグジー、まつの湯にも露天風呂と露天ジャグジーが用意されています。二つの浴場を味わうには日を変えて訪れる必要があります。
通う楽しみがある施設と言えるでしょう。どちらに当たるかは訪れた日次第です。
夜9時半まで入れる長さ
営業は21時30分まで、最終受付は21時です。四つのなかで最も遅くまで開いています。
他の三つは21時閉館なので、30分の差が効く場面があります。夕方から動き出した日でも間に合うでしょう。
定休日は毎週木曜日です。火曜と水曜が休みの施設が多いなかで、ここだけ木曜という点は覚えておいて損がありません。
家族風呂もある規模
やすらぎの湯という家族風呂も用意されています。屋内風呂と露天風呂がセットになった造りです。
一人で使う機会は少ないかもしれませんが、大浴場が苦手な方には選択肢になります。泉質はながたの湯と同じナトリウム炭酸水素塩温泉です。
南アルプスを望むみはらしの湯

伊那市にあるみはらしの湯は、名前のとおり眺望が主役の施設です。公式サイトでも南アルプスと伊那市街などの雄大な眺望が特徴と紹介されています。入浴料は一般六百円、営業は10時から21時までで受付は20時までとなっています。大浴場と露天風呂、サウナという構成で、浴槽の数より景色で勝負する一軒でした。定休日が変則的なので、そこだけ注意してください。晴れた日を狙って訪れると、この施設の真価がわかります。曇っていると魅力が半減してしまう点だけは覚悟が必要です。
伊那市街まで見渡す眺望
この施設の魅力は視界の広さです。南アルプスの山並みと、眼下に広がる伊那市街を同時に眺められます。
湯につかりながら三千メートル級の山を正面に見る時間は、他ではなかなか得られません。晴れた日に訪れる価値があります。
露天風呂からの眺めが特に開けていました。天気予報を確認してから向かうことをおすすめします。
定休日は第1と第3と第5火曜
ここだけ定休日が変則的です。毎月第1と第3と第5の火曜日が休館日になります。
つまり第2と第4の火曜日は営業しています。同じ火曜でも週によって開いているかどうかが変わるため、訪問前の確認が欠かせません。
- 一般は600円
- 児童300円で小学生未満は無料
- 営業は10時から21時
- 受付は20時まで
- 定休は第1と第3と第5火曜
ながたの湯が毎週火曜休みなので、火曜に伊那谷を訪れるなら大芝の湯かこまくさの湯が確実でしょう。
タオルは有料で持参が安心
公式サイトによれば、備品は貴重品ロッカーと下駄箱で、タオルは有料です。貸出ではなく購入という形になります。
タオルを一枚持って出るだけで余計な出費を避けられます。他の施設を回る予定があるなら、なおさら持参が便利でしょう。
中央アルプスを望むこまくさの湯

谷の南側、駒ヶ根市にあるのが早太郎温泉こまくさの湯です。公式サイトには駒ヶ岳や中央アルプスの壮大な風景が見えると記されています。みはらしの湯が南アルプスなら、こちらは中央アルプス。同じ谷で反対側の山を望みます。入浴料は大人七百円と四つのなかでは最も高いものの、その分の価値はありました。最終入館が20時と早めなので、時間だけ気をつけてください。谷の南端にあたるため、伊那方面から向かうなら移動時間も見込んでおきましょう。
駒ヶ岳を眺める露天風呂
広々とした大浴場と、開放感のある露天風呂を備えています。露天からは中央アルプスの稜線が見渡せるでしょう。
みはらしの湯とセットで訪れると、南と中央、二つのアルプスを一日で味わえます。伊那谷ならではの贅沢な組み合わせでしょう。
駒ヶ岳の姿は季節によって表情が変わります。雪をかぶった時期と、緑の濃い時期では印象がまるで違いました。
4施設で最も高い700円
入浴料は大人七百円、小学生三百円、未就学児は無料です。四つのなかでは最も高い設定になっています。
とはいえ他と比べて二百円の差でしかありません。眺望を目当てにするなら、その差は気にならないはずです。
最終入館は20時と早め
営業は10時から21時までですが、最終入館は20時です。閉館の1時間前に締め切られる点に注意してください。
大芝の湯が21時受付であることを考えると、こまくさの湯は早めに向かう必要があります。定休日は毎週水曜日です。
曜日で選ぶ四つの湯

四つの施設は定休日が分かれているため、どの曜日に訪れても必ずどこかは開いています。逆に言えば、行きたい施設が決まっているなら曜日を選ぶ必要があります。特に火曜日は二つの施設が休みになる可能性があるため、確認が欠かせません。ここでは曜日ごとに開いている湯を整理しておきます。出かける前の確認にお使いください。なお祝日の場合は営業する施設もあるため、連休中は事情が変わります。最終的には公式サイトでの確認が確実です。
火曜に開いている湯
火曜日はながたの湯が休みです。みはらしの湯も第1と第3と第5の火曜は休館になります。
確実に開いているのは大芝の湯とこまくさの湯の二つです。第2と第4の火曜なら、みはらしの湯も加わります。
水曜に開いている湯
水曜日はこまくさの湯が休みです。残る三つは営業しています。
中央アルプスの眺めを目当てにしているなら、水曜を避けて予定を立ててください。
木曜に開いている湯
木曜日は大芝の湯が休みです。ながたの湯、みはらしの湯、こまくさの湯は開いています。
- 火曜は大芝の湯とこまくさの湯
- 水曜はながたと大芝とみはらし
- 木曜はながたとみはらしとこまくさ
- 金土日月は四つとも営業
金曜から月曜にかけては四つとも開いています。湯めぐりをするなら週末が確実でしょう。
伊那谷の日帰り温泉のよくある質問

最後に、伊那谷の日帰り温泉についてよく聞かれることをまとめます。この地域は定休日の把握がそのまま計画の精度につながります。曜日を間違えると空振りになりかねません。持ち物や移動手段、山がよく見える時間帯についても触れておきました。気になる項目だけ拾って読んでいただいて構いません。
一日で何湯めぐれるか
車があれば二湯から三湯は可能です。四つの施設は天竜川に沿って並んでおり、南北の移動になります。
ただし箕輪から駒ヶ根までは距離があります。北の二つか南の二つでまとめるほうが、移動に追われずに済むでしょう。
タオルを持たずに行けるか
みはらしの湯はタオルが有料です。購入という形になります。他の施設についても、貸出があるかは事前確認が確実でしょう。
タオルを一枚持って出るだけで、どこへ行っても困りません。四つを回るつもりなら、なおさら持参をおすすめします。
山がよく見える時間帯
空気の澄んだ午前中が最もよく見えるでしょう。特に冬場は視界が効き、山の輪郭がはっきり浮かびます。
眺望が目当てなら天気予報を確認してから出かけてください。曇っている日は、みはらしの湯もこまくさの湯も魅力が半減します。
車がない場合の移動手段
飯田線が谷を南北に走っています。ただし施設は駅から離れた場所にあるものが多く、徒歩では難しい距離です。
車があると格段に動きやすい地域です。公共交通で向かうなら、駅からのバスやタクシーを事前に調べておいてください。
混雑しにくい時間帯
平日の午前中が最も落ち着いています。ながたの湯は9時45分開館なので、早い時間を狙えます。
夕方以降は地元の方の利用が増える傾向がありました。静かに過ごしたいなら開館直後を選んでください。
定休日が祝日と重なる場合
ながたの湯は祝祭日やゴールデンウィーク、お盆、お正月は火曜でも営業します。連休中はむしろ狙い目でしょう。
他の施設についても祝日の扱いは施設ごとに異なります。連休に訪れるなら、公式サイトで営業予定を確認してください。
まとめ

伊那谷の日帰り温泉は、定休日が分かれているため曜日を選びません。そして施設によって、南アルプスと中央アルプスのどちらを望むかが変わります。
- 四つとも定休日が別の曜日
- みはらしの湯は南アルプスの眺望
- こまくさの湯は中央アルプスの眺望
- 料金は500円から700円
- 大芝の湯は21時30分まで営業
初めてなら、まず晴れた日にみはらしの湯を選んでください。湯船から三千メートル級の山を正面に見る時間は、他ではなかなか味わえません。定休日が変則的なので、日付だけ先に確認しておきましょう。

晴れた日を狙って行ってみます。

余裕があれば、こまくさの湯まで南下して反対側の山も眺めてみてください。
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